給与の支払準備
給与の計算が終わったら、給与の支払日に間に合うように、支払の準備作業を行います。現金の場合は、必要な現金を用意してください。 振込みの場合は、各銀行が指定する日までに、各銀行が指定する様式で、給与振込依頼書を作成します。
1.現金で支給する場合
各従業員の差引支給額が確定しましたので、いよいよ実際に給与を支給する準備にとりかかりましょう。
おぐろ製菓店の場合は、全額現金で支給することになっていますので、それほど難しいことはありません。
各従業員の差引支給額の合計金額を用意すれば良いだけです。
とは言うものの。
普通は言うまでもないことですが、単純に合計額を引き出すと、後でえらいことになります。
まったく初めての朋子さんなので一応言っておきますが、各従業員にそれぞれ差引支給額を支給するためには1万円札が何枚必要なのか、
5千円札が何枚必要なのかといった金種表を作って、その通りの金種で合計額を用意してください。
市販の給与計算ソフトを使っていますと、ほとんどのソフトで、この金種表を自動的に作成して印刷する機能がついていますが・・・。
手作業で作ろうと思うと、なかなかに面倒です。
さすがに手作業でやっていらっしゃるところは最近は少ないと思いますが、一応、
金種表のフリーソフトがダウンロードできるサイトをご紹介しておきます。
Excelと遊ぼう!
こちらのサイトでは、エクセルを使って作成した金種表ソフト「給料日ダ!」を無料で提供して下さっています。
「start」から入った画面の左側のフレームのかなり下の方に、「給料日ダ!」がありますので、
もしもまだ手作業で金種表を作っておられる場合は、ご利用になってみてはいかがでしょうか?
氏名と差引支給額を入力しますと、自動的に金種を集計してくれて、もちろん印刷も可能です。
カナデアシステムズ
こちらのサイトでも、
金種表が簡単に作成できる「よろず電卓」をフリーウエアとしてご提供くださっています。
トップページから「ダウンロード」のページをクリックしますと、ダウンロードページの中段くらいに「よろず電卓」があります。
こちらは、金種表のみならず、和暦西暦変換、年齢計算、消費税額計算、税額分離、値引計算、単価比較、総和計算表、複利計算(6種類)、
外貨預金シミュレート、金種表、減価償却費、保険料控除額計算、年税額計算などもできるお得な多機能版となっています。
2.振込みで支給する場合
最近は、現金で支給する会社よりも、振込みを利用する会社が多いのではないでしょうか?
こちらについてもこの際ですので若干説明しておきます。
振込みの場合は、各金融機関が指定する様式の給与振込依頼書を作成して、
各金融機関が指定する日までに窓口に持って行って手続きをしてください。
振込依頼書の書き方等の詳しいことは、振込みを行う金融機関に問い合わせた方が早いです。
各金融機関共通の振込依頼書もありますが、嫌がる金融機関もあるようです。
振込みの場合には、注意しなければならない点がいくつかありますので、まとめておきます。
給与支払の5原則って何だろう?
でもお伝えした通り、給与は原則として通貨で支払わなければなりません。
ですから振込みはあくまでも例外ということになり、振込みで給与を支払うためには、各従業員の同意が必要となります。
まずはきちんとこの同意があるかどうかを確認してください。
同意がない場合は、振込みを強制することはできません。
同意のない従業員には、現金で支給することになります。
同意は、口頭でも書面でも良いですが、普通は振り込んで欲しい金融機関の名称、口座の種類、口座番号などを記入した書面を、
従業員から提出してもらう形が多いです。
なお、振り込み先の口座は本人の口座でなければなりません。
たとえ父母や配偶者の口座であっても、本人以外の口座は認められません。
また、給与支払日当日には従業員が給与を引き出せる状態にしておかなければなりません。
銀行の閉店間際になって、従業員の口座に振り込まれる、というのでは認められないと考えてください。
その他の注意点としては、締め日と支払日の間に気を付けてください。
振込みを利用する場合は、通常、実際の支払日の数日前までに依頼書を出してください、という銀行がほとんどのことだろうと思います。
ですから、締め日から実際の支給日までの間が短いと、大変苦労をすることになります。
あまりにも常識に外れていたりするのは問題がありますが、この間をできるだけ長くとれば、
それだけ余裕をもって給与計算事務ができるということになりますので、もしもこの期間が短い場合は、この際、
変更することを考えた方が良いと思います。
この場合は、就業規則や給与規程の変更が必要となりますので、顧問の社労士にご相談されることをオススメします。
昔からの会社の中には、毎月25日が給与締め日で、実際の支給日は、月末3日前などという決め方をしているところもあります。
現金支給の場合はともかく、これでは間が短すぎ、振込みを利用するのが非常に難しくなってしまいます。
ちなみに私は、自分の会社では、20日締めの月末払いということにしています。
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2005年09月28日 01:33 このエントリーのトラックバックURL: このリストは、次のエントリーを参照しています: 給与の支払準備:
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