賞与の支払準備

賞与計算が終わったら、賞与の支払日に間に合うように、支払の準備作業を行います。 給与の際の繰り返しになる部分も多いですが、ここでは賞与支払の準備作業についてお伝えします。

1.現金で賞与を支給する場合

朋子さんは、ここ何カ月か毎月給与計算をやっていますので、給与の際の支払準備作業については完璧ですね?

朋子「はい、なんとか。うちでは全部現金で支給しているから、実際の支給日前までに必要な金種を金種表にまとめて、 現金を用意しておきます。」

その通りですね。完璧です。賞与の場合も基本的に給与の場合とまったく同じだと考えてください。 今回のおぐろ製菓店の賞与支給日は平成17年12月15日ですから、その支給日に合わせて、現金を用意しておきます。

このとき、注意しなければならないことは、単純に各従業員の賞与差引支給額の合計額を用意するだけでは不十分だということです。

各従業員にそれぞれ賞与差引支給額を支給するためには1万円札が何枚必要なのか、5千円札が何枚必要なのかといった金種表を作って、 その通りの金種で合計額を用意しなければなりません。

給与の支払い準備についてお伝えした際に、市販の給与計算ソフトを使用している場合は、 多くの給与計算ソフトで自動的に金種表を作成して印刷する機能がついている、とお伝えしましたが、賞与の場合も同様です。

人数が多くなりますと、手作業で金種表を作るのもなかなか骨が折れますので、こうした機能を利用して、 少しでも手間を省くことは良いことだと思います。もしまだ給与計算ソフトを体験していない方がいらっしゃいましたら、 こちらのサイトから代表的な給与計算ソフト「弥生給与」がダウンロードができますので、無料で30日間試用してみられることをオススメします。

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2.振込みで賞与を支給する場合

おぐろ製菓店では、給与についても賞与についてもすべて現金で支給を行っていますが、現在では、 振込みを利用する会社の方が多いのではないでしょうか?

この場合の準備作業のポイントについても給与の支払準備でお伝えした内容と重なりますので、 以下におさらいしておくことにしましょう。

振込みの場合は、各金融機関が指定する様式の給与振込依頼書を作成して、 各金融機関が指定する日までに窓口に持って行って手続きをしてください。今、「給与振込依頼書」と書きましたが、間違いではありません。 給与の場合も賞与の場合も用紙は兼用となっていることが多いのです。

振込依頼書の書き方等の詳しいことは、振込みを行う各金融機関に問い合わせていただいた方が良いと思います。 各金融機関共通の振込依頼書もありますが、嫌がる金融機関もあるようです。

振込みの場合には、注意しなければならない点がいくつかありますので、まとめておきます。

給与支払の5原則って何だろう? でもお伝えした通り、給与は原則として通貨で支払わなければなりません。賞与も労働基準法上は給与の一種ですから、この原則に従わなければなりません。

ですから振込みはあくまでも例外ということになり、振込みで賞与を支払うためには、各従業員の同意が必要となります。まずはきちんとこの同意があるかどうかを確認してください。

同意がない場合は、振込みを強制することはできません。 同意のない従業員には、現金で支給することになります。

同意は、口頭でも書面でも良いですが、普通は振り込んで欲しい金融機関の名称、口座の種類、口座番号などを記入した書面を、 従業員から提出してもらう形が多いです。この際、給与と賞与と両方一度に同意した意思を示すことのできる書面にしておくと便利ですね。

なお、振り込み先の口座は従業員本人の口座でなければなりません。 たとえ父母や配偶者の口座であっても、本人以外の口座は認められません。

また、賞与支払日当日には従業員が給与を引き出せる状態にしておかなければなりません。銀行の閉店間際になって、 従業員の口座に振り込まれる、というのでは認められないと考えてください。

賞与の支払準備についてはだいたい以上になります。次はいよいよ実際に賞与を支給します。従業員さんが楽しみに待っていますよ!

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2005年11月30日 00:16

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